
常滑市にお住まいの皆様、こんにちは。 元看護師、現役ファイナンシャルプランナー(FP)、そして二児の母として活動しております、髙塩 理絵(たかしお りえ)です。
前回、社内初の「パパ育休」を取得した夫のリアルな本音をお届けしました。 その中で、夫が一番の不安に感じていたのが「職場への影響」でした。
「自分が抜けて、本当に仕事は回るのか?」 「前例がない中で、上司はどう思うだろう?」
今回は、そんな夫を「いいから、どんどん取りな!」と快く送り出してくれた上司の方に、「経営・組織の視点から見た男性育休」について、ぶっちゃけ話を聞いてきました。
1. 「業務に穴が開く」ことへの不安はなかった?
部下から「育休を取りたい」と相談されたとき、管理職として真っ先に頭に浮かぶのは業務の調整です。上司の方も、不安がゼロではなかったと言います。
「正直、業務に穴が開く心配はゼロじゃなかった。でも、そんなことより先に『どんどん取りな』って言ったんだよね」
その背景には、今の時代「育休をとりたい」と言える雰囲気を作ること自体が、会社との信頼関係に繋がるという確信があったそうです。
2. 一人の勇気が「会社の当たり前」を変えた
夫の取得は、社内で記念すべき「第1号」でした。上司の方は、その一歩が組織にもたらした「連鎖反応」を嬉しそうに語ってくださいました。
「彼が一人目になってくれたおかげで、あとに続く人が出てきたのが本当に良かった。先々週からも、20代の若い子が育休を取り始めたんだよ」
最初は誰だって勇気がいります。でも、誰かが道を作れば、あとに続く人は迷わず進める。 「育休のせいで昇進しないような会社だったら、長く勤める意味がない」と言い切る上司の人間性が、若い世代が安心して家族を大切にできる土壌を作っていました。
3. 経営的なメリット:一人が休むと「課題」が見える
驚いたのは、上司の方が「一人が1ヶ月不在になること」を、組織を強くするチャンスと捉えていたことです。
「彼が休んだことで、これまで彼一人に頼り切りになっていた仕事が浮き彫りになった。そのおかげで、誰でも対応できるように『仕事の標準化』ができたし、チームの課題が見えたのは大きな収穫だったね」
一人がいなくても回る仕組みを作ることは、組織のリスク管理そのもの。育休は、チーム全体でカバーし合う「強い組織」を作るための健康診断のような役割も果たしていました。
4. 復帰後の変化:目に宿る「覇気」と「意欲」
上司の方は、28日間の育休を終えて戻ってきた夫の「表情」の変化も見逃しませんでした。
「帰ってきたとき、すごく元気というか『覇気』がある印象を受けた。仕事に対する意欲も、育休前より強くなっている気がするよ。本人のモチベーションが上がるなら、1ヶ月くらいの調整はなんてことない」
【FPママ・看護師の視点から】
「一人が休むと周りが大変」という考え方は、もう古いのかもしれません。
今回、上司の方のお話を伺って確信したのは、「一人目の勇気を全力で応援できる会社こそが、次の世代に選ばれる」ということです。
FPとして見れば、育休による仕事の標準化は「属人化というコスト」の削減。 看護師として見れば、社員のメンタルヘルス向上による「離職リスク」の回避。
そして何より、「次に続く人が増えた」という事実は、その会社が言葉だけでなく、心から社員の人生を大切にしている証拠です。
常滑の街全体が、そんな「後に続く人を笑顔で迎えられる」場所になるように。私も生活者の視点から、こうした素敵な連鎖を伝えていきたいと思います。

髙塩 理絵(たかしお りえ)
ファイナンシャルプランナー / 元看護師 / 二児の母
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@rie.takashio